Instant Sunshine

好きなものをとりとめなく残していく。ただそれだけ。

李博士「李博士のポンチャック大百科」

やる気が続く限り投稿し、そして飽きたら1年近く放棄するこのブログ。果たして何のためにあるんでしょうか。そんな存在意義を問い直すはじまりで、今回はちょいと変わったミュージシャンを。

 

「イヤッフー!」「マンマミーア!」というかけ声が特徴なのは任天堂の人気キャラであるマリオですが、「ウルルリッヒー!」「ジョワジョワ」というかけ声が特徴なのは、お隣の国韓国の誇り?李博士しかいないでしょう。まあこんなかけ声する奴がたくさんいる世界だったら、もう世界の方が間違ってるんだ!(中二病

そんな李博士ですが、アルバムタイトルにあるポンチャックという音楽をやっていて、キーボードの簡易的な2拍子の伴奏にただボーカルを乗せるだけというもの。なんか観光バスでバスガイドのお姉さんが歌うカラオケみたいっすね。

しかしバスガイドのお姉さんと違うところは、李博士のボーカルにあります。コメディチックというかいい意味で軽いボーカルを披露していて、リズミカルに徹する伴奏も合わさって、踊りたくなるような高揚感があります。一種のダンスミュージックと言えるかも。

ベースの低音が出てないねえ、と訳知り顔でほざくクラバーが愛聴していそうな、洋楽の猿真似クラブミュージックを聴くくらいなら、私は李博士を聴けと言いたい。ソリッドなカッコ良さは無いかもしれないけど、音を重ねすぎないシンプルさと独特の野暮ったさは欧米のやつらには絶対出せない、東アジアならではの雰囲気があると思うのですよ。オリジナリティのある音楽というのはまさにこういう音楽なんだと、李博士は体現しています。李博士が流れるクラブがあるならば、正直行ってみたいくらい。

 

で、アルバムの話に戻しますが、このアルバムは日本のミュージシャンのカバーがメインになっていて、「YOUNG MAN」とか「勝手にしやがれ」といった曲をキーボードとボーカルのみの潔いアレンジでカバーしています。

あと歌詞は全て韓国語で歌われていて、私ら日本人にとっては韓国語の独特な語感が妙な面白さを生んでいます。昔ダウンタウンオジャパメンという韓国語の曲を出していましたが、そんな面白さが感じられますね。

「与作」とかヘイヘイホーの部分がクサックサックサッとなっていて、まるで肥溜めに落ちた与作の歌に聞こえます。これが李博士マジックか!もしかしたら山本譲二あたりに怒られたかもしれません。

 

ベストトラックは「木綿のハンカチーフ」。素晴らしいメロディーと李博士のコメディ要素が混じり合った、独特の味わいがお気に入りです。太田裕美バージョンではなくて、李博士バージョンで思わずこの曲をよく口ずさんでしまうくらい。

 

李博士 ポンチャックディスコ - YouTube

 

 

 

李博士(イ・パクサ)のポンチャック大百科

李博士(イ・パクサ)のポンチャック大百科

 

 

NEU! 「NEU!」

70年代ドイツのクラウトロックバンドNEU!。(ネウ!と読もうものなら、近いうちに神罰が下ることでしょう)

このバンドは知る人ぞ知る名バンドでございまして、パンクやニューウェーブ、音響、テクノなどあらゆる方面からのミュージシャンに影響を与えるすごーいバンドなのであります。今回紹介するのは彼らの代表作と言われるファーストアルバム。

数ある名ミュージシャンが絶賛しているということで、私もすごく期待して聴いてみたのですが、聴こえてくる音は、執拗に同じようなフレーズを繰り返す8ビートのドラム(人力)に、音響的なギターや効果音がヒョイと乗るだけというスッカスカな音楽。たまにミュージックコンクレート風の実験音楽が入ったりもしていて、「ほんまドイツ人のやつらは訳わからんわ」と、よろしくない偏見を持つこと請けあいのとっつきにくい音楽です。

 

そんなわけで、このアルバム一度聴いてそのまま聴かなくなってもかまいません。ただあなたが音楽ファンであるならば、半年後や1年後、2年後にもう1度聴いてみてください。現在の音楽に通ずる要素や、先駆性、または彼らならではの個性を感じ取れるようになり、最初に聴いた時とは違った感想を持つかもしれません。まるでタイムカプセルのようなスルメアルバムと言えるでしょう。10年後の私へ、もう100億円稼いでいるでしょうか?

1曲目の「Hallogallo」は本当に感想がコロコロ変わった、色々と解釈できる名曲です。シーケンサーとは違い人力ドラムなので微妙にリズムがヨレていて、それが心地良かったり。あとワンコードでずっと同じ展開が延々と続くことで、永遠に終わらないかのような陶酔するサイケ感が感じ取れます。ほんとすごい。

あと最後の「Lieber Honig」は驚きです。何歌っているか分からないヨレヨレの鼻声が前面に出るという迷バラードで、悲しいのか切ないのか、言葉にできない気持ちになります。こんな曲を世に出す精神がすごい。ほんまドイツ人のやつらは訳わからんわ。

 

今ではすっかり大好きな NEU!ですが、彼らのすごさというのは曲の展開やアレンジ、言葉といった音楽の要素を極限までに削ぎ落とし、純度の高い音楽を表現したところにあるのではないかと思います。今でもそういう点においては彼ら以上に成し遂げたミュージシャンはいないのではないでしょうか。

 

 

NEU! - Hallogallo - YouTube

 

NEU! - Lieber Honig - YouTube

 

 

 

Neu

Neu

 

 

 

ホワイトボードを高速で黒くするやつが好き

headlines.yahoo.co.jp

 

数々の名盤を残してきたイギリス音楽界の大物Massive Attack。なぜかエスパー伊東をライブで出演させるということに。

どういう経緯でエスパー伊東を知ることになったのかとか、思ってたより大物ミュージシャンでびっくりしたとか、そもそもマッシブのシリアスな音楽性とエスパー伊東の芸風にどうマッチするのかとか、いろいろ疑問が出まくり。ちょっと面白そうだけど。

 

 

 

どう考えてもライブが事故るだろ。

 

 

 

 

いやいや、凡人の私には分からないような、何か共通性があるのかもしれません。

トレイシー・ソーンやエリザベス・フレイザーをゲストボーカルにするといった、絶妙な人選で数々の名曲を作り上げてきたマッシブさんを信じるんだ。

spectrumインタビュー記事ページ

spectrumのsonic boomくんのインタビュー記事ですが、いいページを見つけたので、自分用メモとして。

 

Delia Derbyshire interview

Sonic Boom interview by Apple-O

Sonic Boom interview by Markie Cola

 

ええ、全てDrone Onからパクりました。なんだよ、ちゃんとinternet archive使ったのはワイやからええやないか!

昔のwebページにはこういった有用な情報があったのに、それが今ではなかなか参照できないというのは、すごーく大損失だと思うのですよ。ほんまに。

spectrum「Live Chronicles Vol.1 Tokyo Edition」ライナーノーツ

何を思ったか、急にspacemen3周りの英文を訳してみようと決意。だって日本語のページだと全然情報がないんだもん。ここでワイは大好きなspacemen3の情報を発信することで、彼らの素晴らしさが伝わればと。そしてもっと知ってもらおうと。

まあ完全な趣味ですね。最近情報収集で英語のページを読むことが多いので、ついでとして。独自のコンテンツにもなるしね。

 

で、早速sonic boomことpete kemberくんがspacemen3解散後に結成したspectrumのアルバム『Live Chronicles Vol.1 Tokyo Edition』のライナーノーツから。さっそくドマイナーなアルバムからで笑えないっす。だって今日このCDをレンタルしたんだもん。

 

 

ハーモニーのアレンジ -静寂の力-

倍音と低音の主な単純な関係は、ラムダのちにギリシャ文字のλとして知られる古くからの図表で描くことができる。 いくつかの点は同一となり(例えば8:4=6:3=4:2=2:1など)、同一となる点を線を結んでいくと、図表の外にある0:0に集中することが明らかになる。(注:これらの図のことだと思うhttp://www.cymaticmusic.co.uk/lambdoma.htm

ピタゴラスが使ったはるかに思索的な考えは、10の要素が4列に並べられた三角形(1+2+3+4=10)のテトラクテュスだった。基本的な形はこうである。左図は最初3列目は同間隔で生成される。
右図はある点の左下には2倍の数値を、右下には3倍の数値を入れる。(注:例えば3の場合を考えると3の左下には6を、右下には9を入れることになる) 隣り合う数字を割ることで、完全五度の傾向が作られる。1,2,3の三位一体の後は4,6,8,9,12の数字が作られ、右図のようになる。(注:図は載せられず。すまぬ。要はhttp://information-station.xyz/2400.htmlの音階箇所について言いたいんだと思う)

下表はモノコードの音程表である。 (注:ここに音程表が載ってある。http://math-info.criced.tsukuba.ac.jp/museum/Mathematics_tools/monocode/monocode.htmのことだと思われ)

 

初っぱなからえらい難しい内容だったので、正確に訳すのあきらめた。

つまりのところ「ピタゴラス音律 - Wikipedia」とやらを使いましたよ〜ってことですかね。

クセナキスとか現代音楽は数学の法則を音楽制作に取り入れるというのがあるらしいので、それをやってみましたよ〜ってな話なのでしょう。

 

結局訳してみても意味不明だし、これって訳す意味あったのか?と終わった後に思った疑問。どうして途中で気づかなかったんだろうね。

僕ちゃんの英語力と理解力じゃこれが限界っす。なんやねん、テトラクテュスって。ピタゴラスイッチ押すぞ!

L'Arc~en~Ciel「ark」

ラルク2回目です。このアルバムは3枚同時シングルリリースしたり、2週連続シングルリリースしたりと、まさにやりたい放題だったラルク絶頂期の最後を締める、2枚同時発売アルバムの1つです。当然のようにバカ売れし、当然のようにクオリティもハイレベルと、当時のラルクがいかに凄まじかったかを物語る1枚となってますね。

とまあ素晴らしいアルバムなのですが、ここで1つ問題があって、2枚同時にアルバムが発売となった場合、たいていの場合どちらか一方が褒められて、もう片方は相対的に見られてしまい、不当にマイナス評価になるのが世の常でありまして、このアルバムはその不当にマイナス評価されがちという、かわいそーなアルバムでもあるのです。

もう片方の『ray』というアルバムがラルク最高傑作と挙がることが多いくらい完成度が高い上に、代表曲「HONEY」が収録されているというね、そりゃ勝ち目ありませんわ。プレイステーション2に立ち向かうドリームキャストみたいなもんですよ。『ark』なんてダッセーよなー。『ray』の方がいいよなー。

 

いやいや、ドリームキャストに大きな魅力があったように、『ark』も魅力がたくさんああります。淡々としたマーチングドラムとドラマチックな展開の大作「forbidden lover」、メロ部分でベースがうねりまくる「HEAVEN'S DRIVE」、ニューウェーブもビックリな音スカスカなメロ部分の「DIVE TO BLUE」、ストリングスがなんか火曜サスペンス劇場っぽいと僕の中で評判の「Butterfly's Sleep」、毒を吐きまくるハワイアン「Perfect Blue」、ギターソロは無駄にノイジーで、大サビ前のストリングスがやたらうねりまくる「Pieces」と個性派ぞろいです。

『ray』もそうなんですが、アルバム全体が退廃的でダークな雰囲気を持っていて、すごくかっこいいですね。『ark』はその上にポップな要素も持っているので、意外と聞きやすいです。このあたりが物足りないと言われてしまう部分でもあるのですが。

『ray』の影に隠れがちですが、必聴と言っていいほど良いアルバムだと思います。

 

 

まあここまで『ark』を持ち上げておきながら、実は『ray』の方が好きだったり。あと、当時ドリキャスじゃなくプレステ2を買いました。

世の中、勝ち馬に乗るんが処世術なんやで。

 

 

 

 

ark

ark

 

 

The Smiths「Singles」

ベストアルバムというのは妙に嫌われるフシがある気がする。ミュージシャン側は商業的なあれこれで文句つけられるし、ファンにしてみてはベスト盤は邪道だみたいな声があったりして、どうもベストなアルバムなのに軽視されているというか。まあ当社調べなんですが。(保険をかける)

と言っても何も知らないミュージシャンのために全オリジナルアルバム聴くほど暇じゃねぇーんだよ!というのが本音でございまして、そういった点でベストアルバムの存在は私にとって非常にありがたい。

そのミュージシャンを知るために手っ取り早い手段として、ベストアルバムを活用するのが音楽ライフを楽しむ上で重要でお手軽な手段だと感じている今日この頃であります。

 

今回紹介する80年代イギリスのギターポップバンド、スミスのシングルベストはまさにそんな素晴らしいベストアルバムなのです。

スミスはボーカルのモリッシーによる内向的でユーモアのある歌詞と、ギターのジョニーマーによる哀しげなメロディーが大きな魅力で、シンプルな3分間のポップソングを作るという美学がありました。

その美学が一番発揮できたフォーマットがシングルであり、そのシングルA面ベストである今作はオリジナルアルバムよりも、スミスの最良の部分が凝縮されていると思っています。

 

ハイライフなギターが特徴の「This Charming Man」、疾走感がありあっという間に終わる「Shakespear's Sister」、美しいギターワークの「The Boy With The Thorn In His Side」や、哀しいメロディーの「There Is A Light That Never Goes Out」など名曲だらけ。

 

The Smiths - This Charming Man (Official Music Video)

The Smiths - Shakespeare's Sister

The Smiths - The Boy With The Thorn In His Side (Official Music Video)

The Smiths - There Is A Light That Never Goes Out (1986)

 

スミスの入門編としてここからオリジナルアルバムを辿っていくのがオススメです。

 

 

 

 

Singles

Singles

 

 

 

こちらのディスク1で代用してもいいですね。

 

ザ・ベスト〜サウンド・オブ・ザ・スミス〜

ザ・ベスト〜サウンド・オブ・ザ・スミス〜